7月の住宅ローン金利

柴垣FP事務所 柴垣和哉 profile        

 

 

 

 

先月6月のイギリスのEU離脱問題を受け、

円高・株安が進んだおかげで、 7月適用の住宅ローン金利が下がりました。

    近々、住宅購入を考えている方にとっては、

住宅ローンの金利が下がったと聞くと、  

「金利が低い今のうちに、 早く住宅を購入した方がいいんじゃないか。」  

と思ってしまう方も多いのではないでしょうか?      

では、今月の金利で借入れするのと、

先月の金利で借入れするのと どれぐらいの差がでるのでしょうか?      

 

例えば、住宅ローンの全期間金利が変動しない

フラット35(長期固定金利・借入期間21年以上)の場合で比べると こんな感じです。

  【2016年6月の金利】

・土地建物に対する借入金額が9割以下 1.1%

・土地建物に対する借入金額が9割超  1.54%  

 

【2016年7月の金利】

・土地建物に対する借入金額が9割以下 0.93%

・土地建物に対する借入金額が9割超  1.37%    

 

9割以下、9割超ともに 前月に比べて0.17%低下していますね。    

  「前月に比べて、住宅ローン金利が0.17%下がりました!」  

と言ってもあまりイメージがわきにくいと思いますので、

同じ借入金額でどのくらいの差が出るのかを見てみましょう。      

 

土地建物3000万円を全額借入れした場合だと・・・  

 

【6月の金利(1.54%)】

毎月の住宅ローン返済額  約92,400円

支払利息合計額(35年間)  約8,826,000円    

 

【7月の金利(1.37%)】

毎月の住宅ローン返済額  約89,900円

支払利息合計額(35年間) 約7,781,000円    

 

毎月の住宅ローンの返済額で約3,000円、

35年間に支払う利息合計額で約104万円 の違いが出ることになります。  

 

  35年間で約104万円・・・    

確かにメリットが出ますが、 これを大きな金額だと感じる方もいれば、

そうではない方もいると思います。  

 

  しかし、この104万円を大きな金額だと思い、

今のうちに家を購入した方がいいと考える方は要注意です!  

 

  住宅購入で一番大事なことは・・・?    

 

なぜなら、この金額が大きいと考えた方は、

  「目先のことしか考えていない」   可能性が高いからです。    

目先のことを考えていると、 住宅購入を急いでしまいます。      

すると、どうなると思いますか?    

他に理想の家を建ててくれる住宅会社があるのに、

住宅会社を比較せずに契約してしまう・・・  

慎重な返済計画を立てる暇がない・・・    

 

など、勢いで家を購入してしまい、

後悔してしまうことにもなりかねません。      

あなたは104万円の差が出ると聞いてどう思いましたか?  

  金利が下がったと言っても、 家を買うときにやっぱり大事なのは

あなたの将来希望する生活が実現でき、

子供の教育費が問題なく払えるような

「本当に無理なく返済できる住宅予算」 なのかかどうかです。    

 

金利はもちろん重要ですが、 この視点も忘れないようにしてくださいね。

 

 

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