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住宅ローンの繰上げ返済は年末より年始に!

住宅ローンを組んでいる場合、

繰り上げ返済を行うことで返済期間を短くできたり(返済期間短縮型の繰り上げ返済)、

毎月の返済額を減らす(返済額軽減型の繰り上げ返済)

ことができます。

 

返済期間や返済額を少なくすることで

トータルでの利息支払い額も少なくなり、

繰り上げ返済のメリットはよく知られていることですね。

 

ただ、繰り上げ返済はいつでも行えばいいわけではありません。

 

繰り上げ返済は年末よりも年始に行った方がいい場合があります。

 

それは住宅ローンを組んでまだ10年経っていない方の場合です。

 

というのも、住宅ローンを組むと、

基本的に10年間は住宅ローン控除が使えますよね。

 

住宅ローン控除とは

年末の住宅ローン残高の1%の金額がその年に支払った

所得税や住民税から還付を受けられる制度です。

 

これが10年間毎年受けられます。

(住宅ローンを組んだ年度によって異なる場合があります。)

 

要するに、

年末の住宅ローン残高が多いほど戻ってくる税金が多くなるわけです。

 

例えば、年末の住宅ローン残高が3000万円ある場合と、

年末に500万円の繰り上げ返済をして

ローン残高が2500万円になった場合とでは、

戻ってくる税金が5万円ほど変わってくることになります。

 

ただ、ここでは

「繰り上げ返済は年末にするよりも年始にした方がメリットがある」

というだけで、

「住宅ローン控除を受けれる間は繰り上げ返済をしない方がいい」

というわけではありませんので、ご注意ください。