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働き方改革のバカヤロウ!

From:柴垣和哉@和歌山家づくりのお金相談センター

 

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住宅購入専門ファイナンシャルプランナーの柴垣です。

 

働き方改革のバカヤロウ!

と、私が思っているわけではありません。笑

 

もしかしたらあなたがこう思ってしまうかも?って話です。

 

そもそも働き方改革というのは

今後日本ではお年寄りが増え、

子供が減り、働き手が少なくなることで、

日本の経済が弱くなっていかないように

するための国の政策です。

 

過労死などが起きないような労働環境の改善や

女性や高齢者が働きやすい環境を

作ることを目的としています。

 

その中でも特に長時間労働の解消、

非正規と正社員の給料の差を

小さくすることが大きな課題です。

 

確かに、子供がいるから残業ができない

奥さんは正社員で働くのが

難しい場合があるので、

非正規の給料が上がるのは

いいことだと思います。

 

また、最近では長時間労働による

過労死や労働環境の悪化も

問題となっているので、

そういう意味ではこの政策が浸透すれば

かなり働きやすい環境にはなると思います。

 

しかし、こういった一見

良く聞こえることが、

家計にとっては良くないことに

なってしまう可能性もあります。

 

例えば、非正規社員と正社員の

給料の差が小さくなった場合だと

どうなるか。

 

正社員の給料に比べて

パートや契約社員などの

非正規の人の給料が低いのが

問題とされているので、

非正規社員の時給を上げようと

しているわけです。

 

では、この給料を負担するのは誰か?

 

それは、会社です。

 

つまり、会社からすると

人件費が上がることになりますね。

 

特に会社が儲かっている

わけでもないのに人件費が上がると

何かしらの支払いを

節約しなくてはなりませんね。

 

じゃあ、どこの支払いを節約するのか。

 

正社員のボーナスを減らす。

 

ってことになる可能性もあります。

 

旦那さんが正社員で

奥さんがパートの家庭だと、

旦那さんの給料が減って、

奥さんの時給がちょっと上がる感じです。

 

もしくは、会社によっては

ボーナスを減らすのではなく

会社で作っているモノの価格を上げて

対応する会社も出てくると思います。

 

しかし、そうすると世の中の物価が

上がってしまい、家計の収入は

増えるけど、支出も増える。

ってことになるかもしれません。

 

じゃあ、長時間労働の解消は?

 

私も証券会社に勤めていた時は

2ヶ月休みがなかったり、

6時半に出社して、

会社を出るのは夜の10時が当たり前。

特にすることがなくても

上司が帰るまでは

帰れる雰囲気じゃないので、帰れない。

もちろん残業代なんか出ない。

今の仕事とは真逆の考え方で、

お客さんの利益よりも

ノルマを優先する仕事内容。

そんな環境が嫌で仕方なかったので、

こういった長時間労働は

解消されるべきだと思います。

 

しかし、長時間労働の解消にも

家計にマイナスなことがあります。

 

それは、残業代が減ってしまうこと。

 

もちろん長時間労働の解消といっても

いきなり残業代が0になる

ってことはないでしょう。

 

しかし、多くの会社では

ノー残業デーを作ったり、

残業を減らす工夫を始めているのは

確かなので、今後、残業が減ることは

想定しておいた方がいいと思います。

 

 

想像してみよう

 

 

さて、残業がほとんどない場合、

今のあなたの家計はどうなりそうですか?

 

「全く貯金できない…」

 

「貯金を取り崩さないといけないかも…」

 

というのであれば、

その点も想定しておかないと

働き方改革のバカヤロウ!

って言ってしまうかもしれません。

 

こういった状況も踏まえた上で、

家の予算を少し抑えておくのか、

それとも、家は一生に一度の買い物なので

ちょっと良い家にするのか

を決めてくださいね。

 

 

 

 

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