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無駄なお金を支払っていませんか?

柴垣FP事務所 柴垣和哉

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先日、メキシコ人の友人が

フェイスブックに投稿していました。

 

ちなみに、私は昔メキシコに

2年間住んでいました。

 

理由はサッカーをするためです。

サッカーでお金を稼ぎたかったのですが、

結果はそんなに甘くはありませんでしたね。

 

その時に、一緒にルームシェアをしていたのが、

この友人です。

 

スペイン語も彼と住み始めてから

間違いなく上達しました。

(メキシコの母国語はスペイン語です。)

 

その彼が投稿していた内容は、

 

「バイクの事故で大怪我をしたため、

治療費が必要。でも、もうすでに

色々な治療費にお金を使ってしまい、

借金で生活費をまかなっている状態なので、

治療費を払えない。

なので、寄付をお願いしたい。」

 

というものでした。

 

事故をしたことはフェイスブックの投稿で

知ってはいたのですが、そこまで

ひどい怪我だとは知らなかったので、

ビックリしました。

 

メキシコにいた時は

彼のバイクの後ろに乗せてもらって、

隣町まで行ったりしていました。

 

高速道路では200キロとかで走っていましたので、

事故があればひとたまりもないなと感じていました。

 

もちろん、一緒に生活していましたし、

当時は彼にすごくお世話になっていたので、

寄付をしようと思いました。

 

ただ気になるのは手術に

いくらかかるのかということだったので、

聞いてみると、

 

全部で8万ペソ(メキシコの通貨はペソです。)

 

とのこと。

 

今のレートは1ペソ=5.5円ほどですので、

 

約45万円です…。

 

メキシコの平均給料は10万円~15万円ほど。

低い人は数万円ほどです。

 

彼らにとってはかなり高額ですし、

一度の手術で45万円は、私たち日本人からしても高額です。

 

ただ、その半分程度は

彼の他の友人からの寄付で集まっているようなので、

残りを彼にお世話になった、私を含めた日本人数人で

割って寄付することにしました。

 

日本では1ヶ月の治療費で45万円はありえない!?

 

そもそも、メキシコと日本では健康保険制度が違います。

 

日本の健康保険制度では、

「高額療養費制度」がありますので、

1ヶ月にかかる医療費の上限が設定されています。

 

基本的には、会社員として働いている方であれば、

この上限が約9万円に設定されています。

 

つまり、どれだけ治療にお金がかかってしまったとしても、

1ヶ月9万円以上の医療費を払わなくてもいいわけです。

 

ただし、入院中の食事代や差額ベッド代、

健康保険の対象にならない治療は

この上限の対象にはなりませんので、

この上限とは別に払わなくてはいけません。

 

健康保険の対象にならない医療については

「先進医療特約」に加入していれば

基本的には保障されますね。

 

公務員の方や、一部上場企業の社員の方は、

この上限がもっと低く抑えられています。

(上限はそれぞれの健康保険組合によって異なります。)

 

こういう制度を考慮すると、

加入する医療保険は最低限の保障があれば充分とも言えます。

 

私もお客様の保険の見直しを

させていただくことがあるので、

よく分かるのですが、生命保険は

内容がよくわかっていないにもかかわらず

加入しているケースが多いです。

 

つまり、必要以上に保険料を払っている方が

多いというわけです。

 

この保険料を見直すことができれば、

住宅予算を増やすことができます。

 

保険料を月1万円見直すことができれば、

1年で12万円、30年で360万円節約できます。

 

すると、この分の住宅予算を増やすことが可能になりますね。

 

住宅予算を増やしたいと思われている方は、

一度じっくりと保険の見直しを行ってください。

 

意外なところに無駄が発見できるかもしれません。