住宅ローンの手数料と保証料の違い
From:柴垣和哉@和歌山家づくりのお金相談センター
住宅購入専門ファイナンシャルプランナーの柴垣です。
あなたは手数料って聞いて
何の手数料を思い浮かべますか?
手数料って結構色々なモノに
ついて回ります。
手間賃みたいな感じで
かかってきます。
銀行のATMでの出金や振込、
クレジットカードでの分割払いが代表的ですね。
その中でも特に銀行のATMでの
出金にかかる手数料は意識することが
多いのではないでしょうか。
私もATMからお金を出金するときは
なるべく手数料がかからないように
月初めにその月に必要なお金をまとめて
引き出すようにしています。
今はインターネットバンキングを
利用すれば時間外のATMからの出金でも
月に1回までは手数料がかからない
ようにしている銀行もあるので、
なるべく手数料がかからないように
お金を引き出しています。
あとは、どこかにお金を
振込する場合にも手数料がかかります。
最近はインターネット銀行だと
月1回は他行宛の振込でも
振込手数料がかからない所もあるので、
私はそこから振込手続きを
するようにしています。
正直、手数料は
もったいない気がしてしまいます。
あなたは、どうですか?
「1回の手数料で普通預金の
何年分の利息が吹っ飛ぶねん!」
って思いませんか?笑
そもそも、銀行はお客さんから
預かったお金を企業や個人に貸し出して、
その利息で儲かっているので、
銀行は「お客さんにお金を預けてもらっている」側なのに、
預けている側がお金を引き出すだけで
なんで手数料取られるんやろって感じ。
よくわかんないことになってますよね。笑
さて、家づくりにおいても
この手数料は色々な所でかかってきます。
その中でも住宅ローンにかかる手数料は
結構な金額になります。
「手数料」と「保証料」
住宅ローンにかかる手数料は
だいたい住宅ローン金額の2%程度
のところが多いです。
また、手数料と同じような意味合いの
「保証料」がかかる金融機関があります。
金融機関によって「手数料」が
かかるところと「保証料」が
かかるところに分けられるわけです。
ちなみに、保証料というのは
もし万が一あなたが経済的理由などで
住宅ローンを返済できなくなった場合に、
あなたの代わりに住宅ローンを
肩代わりしてくれる「保証会社」に
支払う保険料みたいなものです。
じゃあ、あなたが住宅ローン借入時に
この保証料を支払い、その後
住宅ローンを返済できなくなったとしたら
「この保証会社がローンを
肩代わりしてくれるから、
ローンを払わなくてもいいの?」
と思うかもしれませんが、
そうではありません。
これは、保証会社から金融機関に
住宅ローン残高分のお金が
支払われるためのものであり、
後であなたは金融機関からではなく
この保証会社から住宅ローン残高を
請求されることになります。
あなたからすると
ただ請求されるところが、
金融機関から保証会社に
変わるだけになります。
だから、保証料というのは、
金融機関が貸したお金を
返してくれなくなるリスクを
回避するための保険料になります。
あなたにとっては意味のない
お金なわけですね。
ちなみに、「保証料」は
繰上げ返済などをして
返済期間が短くなれば
その短くなった期間に応じた
金額が戻ってきます。
一方、住宅ローンの「手数料」は
繰上げ返済をして返済期間が
短くなったとしても
全くお金が戻ってきません。
だから、将来繰上げ返済をしていく
つもりなのであれば、借入時に
手数料ではなく保証料がかかる
金融機関の住宅ローンを利用すれば、
長い目で見ると得することになりますね。
同じようなものでもこんな感じで
ちょっとした違いがあります。
住宅ローンを借りる時は、
この他にもよくわからない言葉が
いっぱい出てきますが、
しっかりと意味を理解しておけば
得することができる場合もあります。
金融機関や住宅会社の人でも、
知らないことや教えてくれないことも
結構あるので、あなた自身でも
事前に調べておく必要があるでしょうね。
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