住宅購入には守るべき順番があります。
柴垣FP事務所 柴垣和哉
最近読んだ本の中で、
非常に納得した内容がありました。
それは
「子供の問題行動の5段階」
という内容です。
その5段階とは、
①称賛の要求
②注目喚起
③権力争い
④復讐
⑤無能の証明
とされていて、
「まずは称賛を求め、
次に注目されようと躍起になり、
それがかなわないと権力争いし、
悪質な復讐に転じる。
最終的に己の無能さを誇示する。」
このように、
①が満たされないと②③④と上がっていき、
最終的に⑤にたどり着くようです。
で、なぜこの内容に納得したのかと言いますと、
私は小学校の時はそこそこ問題児で、
学校で問題を起こし、よく親から叱られていました。
その時はこんなこと意識していなかったのですが、
今思えば・・・という感じです。
私の場合は、③の権力争いまででしたけどね。
内容に納得はできましたが、こんな風に順番があるのには驚きでした。
さて、家づくりに関して言うと、家づくりにも順番があります。
しかし、多くの方はこの順番を間違ってしまっています。
間違ってしまうことで将来家を購入したことを後悔することになります。
この順番を間違えてはいけません。
では、多くの方は、
どのような順番で家づくりを開始するのでしょうか?
ご相談を受けていると
家づくりをこういった順番で行っている方がほとんどです。
①展示場へ行く
↓
②理想の土地建物を考える
↓
③資金計画を考える
しかし、この順番は間違いです。
一見問題ないように思えるこの順番の
いったい何がいけないのでしょうか?
あなたも少し考えてみてください。
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それは、資金計画を最後にしてしまっている点です。
実は家づくりでは、
あなたに合った
「無理なく返済できる金額はいくらなのか」
を考えることが一番重要であり、
一番最初にしないといけないことになります。
その重要なことを一番最後にしてしまうと、
一生に一度の大きな買い物だからといって
少し背伸びをしてしまい、
高い住宅ローンを組んでしまうことになりかねません。
「高い家を買うのが人生の最大の目標だ。」
というのであれば、それでもいいのかもしれませんが、
あなたに
「お金のことばかり考えて生活したくない。」
「子供には希望する教育を受けさせてあげたい。」
「仕事ばっかりじゃなく、家族との時間も大切にしたい。」
という考えがあるのであれば、
そういった目標を実現させるためにも
家の購入の資金計画は慎重にする必要があります。
そうでないと、子供の教育費がかかってきたときなどに
お金が足りなくなり、毎日お金について考えることになります。
場合によっては、
お金が原因で家族でけんかをしてしまうということもありえます。
正直お金の心配ばかりして生活したくないですよね。
お金のことで家族仲が悪くなったり、
けんかしたりするのって気持ちのいいことではないですから。
ですので、家づくりの正しい順番は
①資金計画を考える
↓
②現実的な土地建物を考える
↓
③展示場へ行く
となります。
あなたが家を買う時には、
ぜひこの順番をしっかりと守ってほしいと思います。