オリンピックから学べること
柴垣FP事務所 柴垣和哉
17日間に渡ったリオオリンピックが終わりましたね。
リオオリンピックでの日本選手の獲得メダル数が、
金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル12個の合計41個となり、
史上最多となったようです。
前回のロンドンオリンピックのメダル獲得数が
今までのオリンピックでの最多獲得数だったので、
それを上回ったようです。
それにしても、オリンピックに出場するだけでも十分すごいですが、
メダルを取るのなんてもっとすごいですね。
オリンピックに出る選手は、
この日のために4年間努力してきた選手がほとんどです。
この4年間努力してきたことをすべて出し切り、
その中で結果を残すのは並大抵のことではないですね。
4年間での小さな積み重ねがメダル獲得という
大きな結果に結びつくのでしょうね。
この小さな積み重ねが大きな結果を生むというのは、
どんなことでも当てはまると思います。
スポーツはもちろん、
勉強や仕事などでも言えることですね。
この積み重ねは、
住宅購入についても当てはまります。
それは、住宅購入時の頭金です。
この頭金をどれだけ事前に
準備できているかは非常に重要です。
頭金があるのとないのとでは全然違う
まず、家を買おうと思ったら、
土地や建物の費用以外に、
金融機関に支払う手数料や司法書士に支払う手数料、
土地建物の登記費用、火災保険料など
いわゆる「諸費用」と呼ばれるお金が必要になります。
さらに、注文住宅を建てる場合、
「着手金」、「中間金」、「最終金」などと
建物の代金を2回~3回に分けて
支払わなければいけない場合もあります。
(住宅会社によっては、家が完成してから
支払う方法でもいい場合もあります)
通常、家が完成し、家の引き渡しが行われたときにしか
住宅ローンは支払われないので、
途中で必要になるお金を別のローンで
まかなう必要があります。
これを「つなぎ融資」と言います。
家を買う場合には、
こういったお金も準備しておかないといけません。
しかし、こういった費用も一緒に借入れすることで、
頭金なしでも家を買うことができてしまうというのが現状です。
(最低限、数万円の手数料は現金で必要です)
では、頭金があるのとないのとでは
何に影響するかと言いますと・・・・
それは住宅ローン金利です。
例えば、土地建物の1割の頭金が用意できている場合と、
できていない場合の金利はどれぐらい違うのかを
全期間固定金利型の住宅ローンであるフラット35で比較すると、
0.44%違うことになります。
これは、3000万円の住宅ローンを
35年間借入れした場合で比較すると、
約250万円の差が出てくる金額です。
つまり、この場合、
頭金が1割あるのとないのとでは、
「約250万円将来に残せるお金が変わってくる」
ことになります。
また、銀行の住宅ローンでは
借入する人の年収や勤務先、頭金の金額、
車のローンなどがあるかというように、
総合的に判断して、その方に適用する金利を決めています。
銀行が発表している住宅ローンの金利が0.6%だとしても、
あなたが住宅ローンを借入する際に適用される金利が
1%ということもあり得る話です。
この適用金利は、頭金があるかないかでも違ってきます。
ですので、こういった積み重ねができているのかどうかによって
得することができるのかどうか変わってくると言えますね。
あなたも小さな積み重ねを続けて、大きな結果を目指しましょう。